と思った方ごめんなさい…。
宗教は一切関係なく、ご覧いただけるので見て行ってくださいね♪
いきなりですが、私はあの世を信じています(笑)
亡くなると天国に行くという考え方だけでなく、昔から生まれ変わりを何故か信じていたのです。
最近では輪廻転生という言葉が定着してきていますが、私が幼い頃は、口にしている人が少なかったように思います。
これは、このように不思議な事を考えるのが大好きな私が、幼い頃に体験したお話です。
もあもあの家族の簡単な紹介
当時、小学2年生だった私はオバケに興味があるけど、とっても怖がりな活発な女の子でした。
「祖父、祖母、父、母、兄、姉、私」の7人家族で特に霊感があるわけでもなく、どこにでもいる普通の家族です。
当時は、怖がりのくせに霊感が欲しいと漠然と思っていました。
幼い頃のオバケに対する知識は皆無で、「悪い奴」くらいにしか思っておらず、足がなく白くてフワフワしている…まさにマリオに出てくるテレサのような姿だと思い込んでいました。
当時、よく見ていたアニメや漫画などでは、人の寿命を「ろうそく」に例えていて、ろうそくが短い人は寿命も短く、ろうそくの灯が消えると、命の灯も消えるといった演出がありました。
その頃の私は、人の寿命は風船だと思っていて、割れると死んでしまうと、思っていたのです。
両親共働きだったので、いつも帰ると祖父と祖母が迎えてくれていました。
おばあちゃんは、スーパーマリオが大好きで、あの当時のおばあちゃんとしては、かなり最先端なゲーマーおばあちゃんだったと思います。
教育熱心で、結構怖かったけど一緒にゲームを楽しんでくれる一番のゲーム友達でした。
おじいちゃんはと言うと、おばあちゃんの尻に敷かれている優しいおじいちゃんです。
言葉の数は少ないけど、とても優しくて、怒ったところを見たことは一度もありませんでした。
孫の私をとっても可愛がってくれて、いつもスリスリしてきます。
たまに、やりすぎて「やめて~(泣)」と孫を泣かせては、おばあちゃんに叱られる…可愛くて大好きなおじいちゃんでした。
夢の内容
その日も、いつものように早々と布団に入り寝ていると、おじいちゃんと家の前の道路を歩いている夢を見ました。
おじいちゃんが私を「土曜夜市」に連れていってくれているところでした。
私とおじいちゃんは手をつなぎ、土曜夜市へと続く道を嬉しそうに歩いていました。
私の頭の中は、輪投げや射的、ヨーヨー釣りに金魚すくい…といった楽しい妄想でいっぱいです。
もう少しで、明るい場所に着くと思ったその時です…⁉
私の頭の中と全く同じ「おばけ」が風船を持って私の目の前に現れたのです。
恐ろしくて恐ろしくて、立ち尽くしている私をしり目に「おばけ」はおじいちゃんの目の前に移動していきました。
私はとっさに「やめてー!」と叫んだのですが…
時すでに遅し…「おばけ」はニヤリと笑ったと同時に風船を割りました。
風船が割れると…
おじいちゃんは道路に崩れ落ち、私は泣き叫びました。
悪夢から覚めて…
「もあもあ」「もあもあ⁉」
と何度も私を呼ぶ姉の声が聞こえてきて、私は目を覚ましました。
(夢か…よかった…本当によかった!)
と思った矢先、姉から衝撃の一言が…。
「落ち着いて聞いてね…」
「おじいちゃんが、倒れて救急車で運ばれた…」
「今、お父さんとお母さんも付き添って病院に向かったから、連絡がくるまで……」
あまりの衝撃に、私はこの後の記憶を思い出せません。
悪夢は虫の知らせ?
おじいちゃんは、帰らぬ人となりました。
もあもあにとって、身近な人が亡くなるという経験はこれが初めてでした。
悲しくて悲しくて、夢の中で私が止められていたらと、子供ながらに悔しくてたまりませんでした。
今となっては、この夢は予知夢と言うより「虫の知らせ」だったのだろうと考えるようになりました。
余談ですが、お葬式の日はおじいちゃんが亡くなったのにもかかわらず、美味しいものを食べてワイワイしている親戚一同に腹が立って仕方ありませんでした。
母親に「なんで、みんな笑いながら、おいしいもの食べてるの?」って困った質問をしました。
すると「みんなで集まって、こっちは心配しないでいいぞ!っていうところを、おじいちゃんに見せてるのよ」って答えてくれました。
子供心に(みんな、おじいちゃんに心配かけないようにしてるんだな)と妙に納得していた事を覚えています。
最後に
私はおじいちゃんが大好きでした。
大きくなったら、おじいちゃんみたいに優しい人と結婚するんだ!と心に決めて大人になりました。
その夢が叶い、今はとっても優しい旦那さんに巡り合うことができました。
あれ以来、おじいちゃんが夢に出てきてくれたことは一度もありません。
覚えていないだけで、寝ているときに魂の故郷に帰り、話をしているかもしれませんね。