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不思議体験

【実話】闇夜に浮かぶ四つん這いの人影

実話 ちょっと怖い話

どうも、もあもあです。

みなさんは、心霊スポットなどに出かけたことはありますか?

私は、そういう話は好きなくせにチキンすぎるので、自ら行こうと思った事はありません。

(連れていかれたことはありますが…)

今回は、私の旦那さんが小学校5年生か6年生だった頃に体験した本当にあったチョット怖いお話です。

不審な白い事故車両

当時の僕は小学校5年生か6年生でした。

その日は、H君とH君のお父さんと夜釣りに出かけるという事で、ワクワクしていました。

夜になりH君のお父さんの車に荷物を乗せて、出発しました。

どんどん車は進んで、ある山道に差し掛かりました。

そこは、地元でも有名な心霊スポットで、よく走り屋の人たちがスピードを出したりして遊んでいる場所で、お世辞にも安全とは言えない山道でした。

しかし、夜釣りのポイントに行くにはココを通らないと行けません。

木々に覆われた薄暗い道を僕たちは問題なく進んでいました。

少し先に大きめのカーブが見えます。

先は崖のようになっていますが、ガードレールもあり特に何の問題もないように見えました。

そのガードレールに差し掛かった時に、僕たちは目の前の光景に驚きました。

ガードレールの向こう側の大きな木の枝に、白い車が乗っかるように挟まっていたのです。

H君のお父さんがすかさず車を降りました。

少し通り過ぎた場所で、確認してドアを開け、僕たちに言いました。

警察に電話するから、そこで待っていなさい

僕たちは静かに頷きました。

H君のお父さんが電話している時、H君と僕は一緒に静かに車で待機をしていました。

ですが、僕はずっと不思議でたまりませんでした。

あんな所に車が飛んで行ったのに…なぜガードレールに傷1つないのか…。

何故か怖くて、それを口にすることはできませんでした。

もしかすると、僕たち2人はそれを口にするのが怖くて、静かに待っていたのかもしれません。

 

海にみえる人影

その後、H君のお父さんが警察を呼んだところ「10分程で現場に到着できる」という事でした。

どうする?さっきの場所に少し戻って見てみる?

本当に事故をしていたとしても、あの状況では僕たちが何かできることはなかったと思います。

H君のお父さんは心配だったのか、確認して見届けたいようでした。

しかし、H君は…

嫌だ!行きたくない!

と強く否定したので、予定通り海へ夜釣りをしに向かいました。

そこから、暫く僕たち3人は夜釣りを楽しんでいました。

ふと、砂浜に目をやると200m先くらいに人影が見えます。

大人ぐらいの大きさで、明らかに人間のようなシルエットでした。

だけど…おかしい。

ソレは四つん這いになって、じぃっ…とこちらを見ているのです。

正確には、見ているような感じがしたと言った方がいいでしょうか…。

僕は、H君と一緒にソレを見ました。

「何だあれ…?」

辺りは薄暗いですし、獣を見間違えているのかもしれない。

恐怖よりも好奇心が勝った、僕たちはソレに躊躇なく駆け寄りました。

ソレは僕たちが走って近づくのを確認するとジャンプし、音もなく海の中に消えていったのです。

その海は夜という事もありとても、静かでした。

ですが、人間の大人のようなサイズの生き物がジャンプして海に飛び込んだのに何の音もしなかったのです。

むしろ静寂が立ち込めていました。

「何だあれ…」

僕たちは、もう一度同じ言葉を発しお互いを見つめました…。

そのあとは、何事もなく夜釣りを楽しみましたが今でも不思議でたまりません。

あれは、一体なんだったのでしょうか。

不気味な月夜

あとがき

白い車がどうなったのか、本当にそこで事故を起こしていたのか…現場を確認しに戻っていないからわからないそうです。

ですが、ガードレールに傷がついていないのに、そんな場所まで車が飛ぶという事は、ありえるのでしょうか…。

H君があの場所に戻ると言っていたら…。

そして、最後の四つん這いの人間のようなものとは…。

余談ですが、心霊スポットと言われる山などは夜になると「人ならざる者」が多く存在し、このように目撃されることは、あるらしいです。

夜に山道を通る際は十分にお気を付けください。

もあもあ
もあもあ
もあもあの実の兄は、節約の為ママチャリで島根から岡山まで自転車で山越えして帰ってきた事があります…正気の沙汰じゃないよね
もあもあ
もあもあ

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